日本聴覚医学会の理事長を長く務められた立木孝教授の下で行った主研究テーマがこの難聴と耳鳴で、院長の最も得意とする症状・病気です。
当院では乳幼児から高齢者まですべての年齢層の聴覚障害に対して、その診断から治療(リハビリも)まで行えるように検査設備、治療設備、スタッフを揃えています。(詳細をこちら)
受診にあたって特に注意していただきたいことは、原因の有る無しに関わらず、急性あるいは突発性に難聴・耳鳴を自覚したら、できるだけ早く受診していただきたいことです。
めまいを発症する耳の病気には、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、外リンパ漏、前庭神経炎などいろいろありますが、その中でも頻度が高く、強いめまいを反復する重要な病気がメニエール病です。大学医局時代の主研究テーマの一つであった“急性低音障害型感音難聴”は、このメニエール病との鑑別が難しいことがある為いろいろな観点から研究し開業後の今も続行中です。
受診に際して特に注意していただきたいことは、めまいを自覚したらできるだけ早く、めまいがしているその時に或はめまいが治まったら直ぐに受診していただきたいことと、めまい時に、耳症状・頭痛・手足のしびれや動きの異常・複視(左右上下を見た時に物が二重に見える)・発声や嚥下の異常などの随伴症状が無いかを確認していただきたいことです。
もし、耳症状以外の随伴症状がはっきり認められる場合は、救急外来や脳外科を受診して下さい。