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呼吸機能障害の診療

診療内容

診療内容詳細

イビキ・睡眠時呼吸障害の診断と治療

この診断には、原因を探る為の耳鼻咽喉科的診察とその有無・種類・程度(重症度)・保険診療の適応か否か等を調べる為の検査が必要です。

検査には、自宅で行う簡易検査法と夜間のみ入院して行う精密検査法があります。
当院では、まず検査器具を貸し出して自宅で簡易検査を行い、睡眠時無呼吸の有無、有る場合にはその重症度などを大まかに検査(スクリーニング)します。重
症例であることが疑われる場合には精密検査(終夜睡眠ポリグラフィー)を行います。
食事と風呂を済ませて19時頃来院してもらい、翌朝18時まで検査を行って18時30分に帰宅します。
検査はベテランの臨床検査技師が担当します。
この精密検査は開院当初の入院室を利用しますが、その後、入院治療を行わない無床診療所になりましたので、入院費用はゼロです。


治療法には、大変有効な対症療法(経鼻陽圧呼吸補助療法)と原因療法があります。主な原因として4つ挙げられます。
①最も多い原因は肥満で、これに対してはダイエット指導【食事療法と運動】を、②鼻呼吸障害に対しては鼻内整形手術(鼻中隔矯正術・下鼻甲介切除術・鼻粘膜レーザー手術)を、③口狭部の狭窄(軟口蓋形態異常)に対しては軟口蓋形成術を、④小下顎症に対してはスリープスプリント装着(かかりつけ歯科医に紹介して作ってもらう)が有効です。

睡眠時呼吸障害は、呼吸器内科でも診療しますが、診断と治療を連動させて行えるという意味で、この病気は耳鼻科の病気だと私は考えています。




いわゆるタバコ病(慢性閉塞性肺疾患)の診断と治療

タバコ(電子タバコ)を長年吸い続けることによって、咳・痰・息切れを主症状とする肺の病気・慢性閉塞性肺疾患(COPD)に罹患します。

個人差が大きく確定診断には呼吸器内科的診察と検査を要しますが、当院でも呼吸機能検査を行ってCOPDのスクリーニング(と肺年齢)を行うことができます。
タバコに含まれる主な有害物質のうちニコチンが引き起こすと言われるこのCOPDは、新型コロナウイルス感染に際して致死率を高める基礎疾患の一つとされています。
治療には対症療法としての薬物治療と更なる悪化を防ぐための禁煙治療がありますが、改善させることは困難だと言われています。




禁煙治療

タバコの主な有害物質として癌に関連するタール、心筋梗塞や脳卒中に関連する一酸化炭素、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関連するニコチンが挙げられますが、禁煙に関する研修を受け、かつ呼気中に含まれる一酸化炭素(CO)濃度を測定できる機器を有する施設でのみ行える治療です。

チャンピクスという薬(タバコがまずくなる薬)を内服する方法で、しだいに増量していって、計5回・3か月の通院を要します。費用は、3割負担で約?万円(1日に20本吸う人だと約1カ月分)かかります。高価な薬ですが厚労省から多額の補助金が出ている為、年に1度、この治療を受けた人の数と禁煙成功の有無を厚労省に報告させられます。(もちろん氏名は要求されません)